一物全体食とは、一つのものを丸のまんま丸ごと頂きましょうという事です。

にんじんだと皮を剥かずそのまま頂きましょうであったり、お米も外がわの胚芽を取らずに、白米じゃなくて玄米で頂くことです。

なぜ丸のまんま食べるのが良いかというと、右の太極図は植物や生き物を丸のまんま表しておりその中には陰陽のバランスが保たれております。食物の皮や葉っぱを削ぐことで陰陽のバランスが崩れたり栄養のバランスが崩れた状態になり、それを頂くことで体のバランスが崩れるということです。

食材の一部だけ取り出して、加工していく加工食品やレトルト食品などは一般的にも体には良くないとイメージできるように、バランスの崩れた食品なので身体を崩しやすくなるのです。大きな魚や牛や豚も丸ごと食べることができないので、トロの部分やロースの部分だけとなってしまい偏った部分栄養になるのです。